改正されたニュージーランドのフライフィッシュングのルール

 昨日受け取ったメールの中に「Fish &Game」からのものがあった。
 この団体は漁協と環境庁の業務を兼ねたような組織である。以前、ここのスタッフから聞いた話では、「一応、政府管轄の機関ではあるものの、予算は独立採算。毎年発行する釣りやハンティングのライセンス料金だけが財源で、それゆえ、その中でどうやって生き物と環境を保護していくのかが難しい」という悩みを抱えた団体である。
 個人的に、フライフィッシュング大国のニュージーランドを支えているのは僅かな人数でこの国全土の川と森をカバーしている「Fish & Game」のスタッフのおかげだと思っている。
 昨日のメールには、そんな彼ら、彼女らが、新しく打ち出した「少し急進的な政策」のお知らせが載っていた。

 それが「今年の10月1日より、フェルトソールのウェーディングブーツ全面禁止」である。

 これは川や湖で釣りをするときに履く長靴の底にフェルトが貼り付けてあるモノを使用してはいけない、ゴムとかプラスティック底を使ってくださいということである。現在、多くのエリアが禁漁になっているので事実上は「昨日をもって?」フェルトソールの使用禁止になった感じである。この政策には環境大臣も先週、同意している。
 
 ゴム製やプラスティック製の底に比べて、フェルト底は川底にグリップしやすく、滑りにくい。流れが太いニュージーランドの川では特にありがたみがあるフェルトソールであった。(ちなみに環境庁が管轄しているタウポエリアはこれに該当していない)

 この政策を打ち出した大きな要因の一つに「ディティーモ」も含まれているとのことだ。今、川で一番大きな問題になっている外来種の藻である。ディティーモについては前にちょっと触れたことがあるが、どこに書いたかは忘れてしまったのだが。
 藻だけではない。フェルトの繊維がいろいろな菌を繁殖させてしまう原因になっている。現在では、川Aで使用したウェーダーは強めの洗剤で洗い、天日に干して完全乾燥させなければならない。水分が少しでも残っていると生き残ってしまう菌もあるからだ。ただ、フェルト地は乾燥するにも時間がかかるため、この完全実施は少し難しいのかもしれない。
 おそらく、「ならば、いっそのことフェルト地を全面禁止にしてしまえばいい」というシンプルな発想である。これで釣り人は数百ドルを払って、ウェーダーの買い替えを余儀なくされるし、メーカーや販売店は今後、フェルト地の靴を売ることができなくなる。ただ、数年後も今と同じように釣りができる環境をキープすることにつながる。もちろんこれが全てではないだろうが、一つのファクターは取り除くことができる。


 個人的には今持っているウェーダーは使えなくなってしまうのでお金もかかってくるし、コレまでよりも滑りやすいものを使わなければならなくなってしまうが、今回の政策に従うことは心地よい。むしろ後押ししてくれてありがとうという感じである。

 ただ、縦にも横にも広がっている人が多いこの国で自分に合うサイズを探すのは大変ではあるが、、、


本日もありがとうございました。

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kauri media production
ニュージーランド・オセアニアでのテレビ・雑誌の撮影や取材、PVの撮影のコ―ディネイトとライター業務をしています。

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Author:kauri-media-production
ニュージーランド在住20年。撮影・取材コーディネイト。ライター。
報道、自然ドキュメンタリー、動物ドキュメンタリー、人間ドキュメンタリー、環境ドキュメンタリー、人探しドキュメンタリーから、旅番組、検証番組まであらゆるプログラムをコーディネイトしています。
取材や執筆では公官庁からファッションデザイナーまで様々なジャンルの人にインタビュー。
動画やスチール撮影では車からファッションまで、ロケハンからポスプロまでを行っています。

撮影や取材を通してニュージーランドや南太平洋諸島各地(フィジー、ソロモン諸島、クック諸島、バヌアツ、ツバル、キリバス、トンガ、サモア、トケラウ(NZ領)、ナウル、パプアニューギニア、パラオ、タヒチ(フレンチポリネシア)、ニウエ、マーシャル諸島、ミクロネシア等々)を周る中で自然の大きさや神秘さ、スピリチュアルなことに触れ自分自身もその魅力に引き込まれる。
撮影ロケーションと共にパワースポットも探すようになる。(おそらくNZの中では誰よりもパワスポを意識してロケーションスカウトしている)
そんなわけで、
ニュージーランド・フラワーエッセンス・プラクティショナー
レイキ・プラクティショナー
占星術アロマセラピストの資格も保持。
と、同時にニュージーランド不動産販売免許保持(取材で必要だったため資格をゲット)
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