ニュージーランドが求めている移民者とその仕事内容

 ニュージーランドの空港に置いてある雑誌『arrival』。この国に来る人のための情報誌で、旅行の関連のことを中心に記事が構成されており、宿泊施設、レンタカー、アトラクション、などが載っている。この雑誌、空港ではツアーのパンフレットなどと一緒にご自由にお取りください状態で置いてあるが、何故か書店では$7.90で売られている。そんなガイドブック的な雑誌『arrival』に、「求む!!技術を持っている移民者」という記事があった。
 狙いとしては、「ホリディーあるいはビジネスで、ニュージーランドに来る」→「旅行者がニュージーランドっていい国だなーと思う」→「住んでみたいなーという気持ちに変わる」→「そんな人に有益な情報、つまりあなたがこんな人だったら、ニュージーランドは移民を受け入れますよ」、ということであろう。


 さて、雑誌に書いてあった職種としてはEngineering、teaching、biotechnology、construction、creative、healthcare、IT、banking & financeとなっていた。
 最初のengineeringの部分では人口が少しずつ増えてきているので、機械関連、化学関連、車関連、電気関連のエンジニアが足りていないということだった。ヨット関係のエンジニアというのも結構、必要らしい。そういえば、自分の知り合いにも、日本人のボートビルダーとヨットメンテナンスの人がいる。
 Teachingのところでは「情熱を持った教師」といった曖昧な内容だった。
 Biotechnologyという部分で求められているのは、理解できる。この分野はどこの国でも同じなのではないだろうか。動物や植物などの自然保護関係、農業関係、反対にペストコントロールの部分も大きな問題になっている。ポッサムとかアリとかガとか藻とかが広がりすぎて環境庁のバイオハザードが出されている部分も見逃せないかもしれない。
 建設業界には現在15万人が携わっているという。一般の家というのが今までのブームであったが、これからはインフラ整備の部分で人が足りなくなってきているということである。
 こうした分野での技術を持っている人はどんどんニュージーランドに移民してきてください、ということであろう。


 たしかにこうした分野では永住権が降りるのが早い気がする。

 Aさんの場合、
 移民局に行き、申請の書類出しに行ったら、「ああ、あなたの仕事ということは、何処の会社で働いているの?○○社?△△社?」と担当官は書類をよく見もせずに言ったそうである。Aさんは「○○社です」と答えると、「じゃあ、パスポートは郵送しておくから」と言って終了。数週間後に無事、永住権のシールが貼られたパスポートが来たそうである。
 
 Bさんの場合、
 関連書類を集めるのに手間がかかったそうである。しかし、「じゃあ、それまで申請書類はだせないのですか?」と聞いたところ、先に申請書類だけ提出、関連書類は手に入り次第送る、と言うことで話が進み、後日提出の書類を出してすぐにビザが下りたそうである。永住権にとりかかってからわずか4ヶ月ちょっと、自分が知る中ではかなり早い方だ。
 
 Cさんの場合は、就労ビザだった。
 時間的に余裕がないためにまずは観光ビザで入国。その日に移民局に向かった。しかし、当然ながら、その日にビザが下りるわけはない。そしたら、会社の上司(NZらしく強い女性)が激怒。移民局に電話をした「あなたは、私の部下にビザなしで働けというの?よく聞いて、このスタッフをもう一日だって遊ばせておくわけにはいかないのよ。このセクションの仕事がどれだけ溜まっているのかあなたに見せましょうか?このまま行けば、この国が大きな損害を受けるのよ、あなたにその責任が取れるの?あなたが(ビザを)出せないというのなら、上と話をするわ。どうするの?明日出すの?出さないの?」ということで次の日にシールが貼られたそうである。


 ここに揚げた例は3つだけなのだが、スピード許可の話はもう少しある。
 ただ、こういった例のすべてに共通しているのは弁護士や上司の力であった。なんだかんだでコネ社会のNZでは、どんな人と関わるかで物事の進み具合が大きく変わってくる。進み具合どころか結果も180°違ってくる場合もある。

 まあ、スピードはともかくとして、色々な分野で技術を持った人が求められているニュージーランドである。


本日もありがとうございました。
スポンサーサイト

第二の人生を海外で!!ニュージーランドのロングスティ(長期滞在)事情2

さて、そんなワインの産地で暮らしている日本人夫婦、旦那さんは75歳、奥さんは71歳。
ものすごく元気で、生き生きとしている二人である。
午前中にお邪魔して、そのまま話しが長引いて、家を出る頃には日が暮れかかっていた。と言うのも実は、以前からの知り合いだったため、半分は普通のおしゃべりだった。

正直、今の季節はロングスティをしている人を見つけることは少し難しい。通常は気候の良い夏場にこちらに来て、数ヶ月すごしてそして日本に帰るというパターンが圧倒的に多いからである。
なので、今回はちょっと無理を言ってインタビューをさせてもらった。

インタビューそのものは、まあ、まあ、まあ、というか、ごく普通の話しであった。

ニュージーランドに来たキッカケは?
ニュージーランドに住んでみて、いいと思ったことは?
ニュージーランドに住んでいて困ったことは?
ニュージーランドの医療制度はどうですか?
ニュージーランドの食べ物はどうですか?
ニュージーランドでの一ヶ月の生活費はいくらかかっていますか?

質問を少し並べたが、やはり普通であるし、ニュージーランドばかりが並んでいるのでココまでに。

今回はそれ以外の話しが面白かった。

ワインの産地で楽しく、のんびり暮らしている夫婦なので、地元の友達も多く、したがってローカル情報にめっぽう強い。

気になったのは日本の「甲州ブドウ」が売っているフルーツ専門店、というかフルーツ専門農家の話と、
「ここが狙い目ニュージーランド」という話。

甲州ブドウは単に、自分が食べたいということであるが、ここが狙い目の方は発展させていくとビジネスプランに。

ニュージーランドに限ったことではないが、案外、表面に出ていないコトやモノが多く存在する。
例え、NZに住んでいたとしても、その情報を手に入れられるかどうかは
「引き寄せ」できるかどうかであるし、
一種の「巡り合わせ」であろう。

「しかし、一体、この人はどこからそんな情報を仕入れてくるのであろう?」と感心してしまうくらいに、話の中でそういった、オモシロネタがどんどん出てきた。

旦那さんは最後には
「ロングスティするのであれば、
ただもらった年金だけで暮らすなんてオモシロくないだろ! 
絶対に小さくてもビジネスを始めるべきだ!! 
ほら、今ちょっと喋っただけでも、こんなにチャンスがあるだろ!!!」
と私の取材メモを取り上げて、オモシロネタの項目が書いてある部分を指差した。
どうやら、ヒートアップさせてしまったらしい。

でも、「そーかー」という気づきも多くもらった。

とはいうものの、

「私たちが新しくニュージーランドでビジネスを始めるわけでもないし、ただ、このままにしておくのも勿体無い話しだねー」という話しで盛り上がっていた。

多分、景色のいいところで、のびのびとした暮らしをしていると右脳も活性化されて、「ひらめき」や「アイディア」がどんどん生まれてくるのであろう。

これからは、もう少し頻繁に遊びに行って、ここが狙い目ニュージーランドの新ビジネス?談に花を咲かせることにした。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

第二の人生を海外で!!ニュージーランドのロングスティ(長期滞在)事情

先日、取材でニュージーランドでロングスティをしている人のお宅にインタビューを取りに行った。
住んでいるところはオークランドの郊外で、ワインの産地。

いきなり余談ではあるが、
そこにはニュージーランドの隠れた名ワイナリーの「A(仮称)」もある。「A」はワイナリーといっても他の所のように、一般のお客さんが試飲できたり、レストランがあるわけではない。
ただ、ただ良質のワインを作ることのみに専念していて、年間の生産本数も決して多くはない。職人気質的ワイナリーといった感じのところである。
なのでニュージーランド国内でさえ、このワインを知っている人は多くない。
ただ、ツウの間ではかなり有名である。
一度、日本のフィルムクルーの一人が、「Aのワインを買いたいのですが?」と言ってきたことがある。
そのときはさすがに「よく、この名前を知ってるなー」と驚いた。
どうもワインツウの上司からのリクエストということで、死ぬ気でゲットしてこいと言われていたらしい。
自分が知る限りでは、オークランドの市内で取り扱っているショップは一軒だけだったので、「在庫があるかどうかわかりませんが、行くだけ行ってみましょう」ということになった。
幸いなことに、そのショップには数本残っていたのでその人は無事入手、上司へのお土産完了となった。
ちなみにショップのオーナーも「A」を知っていることに少し驚いていた。

かなり話しがズレてしまったので、そんなワインの産地で暮らしている夫妻の話は「つづく」ということで。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

ニュージーランドの永住権の英語

ここのところ、ニュージーランドの永住権が取れるかどうかという基準はほぼ、英語力にかかっているところが多い。

もちろん、各部門で他のポイントも重要ではある。
だが、最初のハードルは英語力。

IELTS(正式名称International English Language Testing System)で6.5ポイントである。
では、この6.5という数字、どんなことを意味するのか?

イチローが3割5分の打率をだして、「おー、すごい」となったのに、その倍近くである。
6.5を6月5日とみれば、世界環境ディーで、さらには伝説まであるガッツ石松の誕生日でもある。


もうちょっとわかりやすく言うと、

ブリティッシュカウンシルが作成した資料によれば、
IELTSスコアー6.0はTOEICでは660程度、
7.0で810程度。
6.5はその真ん中なので、735程度と言うことになる。
まあ、TOEICと比較したところで、感覚がつかめると言うわけでもないが、周りに英語がない普通に生活をしている状態からスタートするのだとすれば、かなり勉強しないと取りにくいスコアーである。

自分が「ニュージーランドで働いている日本人」にインタビューを取るときには「どうやってIELTSをクリアーしましたか?」という内容の質問は必ず聞いている。それくらい、永住者にとっては、誰もが通ってきた面倒なハードルである。
永住権申請に必要なこのIELTSのスコアー、かつては、そんなに高くはなかった。ただ、2003年から政府は急激にIELTSのスコアーを上げた。キッカケはNZを賑わした「替え玉受験」であった。
まさに、『なぞの紳士が現れて家にやって来て、言ったんです。今からでも大丈夫だよって』
今では、移民の数の調整だろう、きっと。アジア人の数を少し減らして、ヨーロピアンを増やそうってなもんである。


ただ、
逆の見方をすれば、このスコアーをたたき出せば、チャンスは大きくなってくる。
ハードルが高い=その時点であきらめる人も多い=倍率も下がる、である。

発想を変えれば、

たかだか英語である。

そしてたかだかテストである。

それに日本には、「なんだ、できそうじゃなかいかー」、とモチベーションを上げてくれる『ドラゴン桜』というDVDもある。

なにより、受験じゃないので、他人と競争はしなくていい。合格ラインを突破すればいいだけである。
生きていくための英語じゃなくていい、試験のための英語をすればいいのだから、ある意味、気が楽ではないだろうか。
失敗したって利益に響くことはない。売り上げが云々というわけでもない。



学校に行くのも一つだろうし、独学もありだと思う。
自分のインタビューした相手は何故か、独学でスコアーを勝ち取った人が多かった。

「どうして、独学だったの?」という問いには、

①長期に渡って学校に通うとコストがかさばるから。
②自分でできると思ったから。
の2点に絞られる。

①の方はかなり現実的な問題であるが、その分、ニュージーランドで暮らして、日々の生活の中で英語を取り入れるようにしていたらしい。また、その中でいろいろと、ユニークな勉強方法もあった。②に関してはある意味、かなり重要なファクターだと思う。月に平均2人ペースで約3年、英語のできる人やNZで仕事を見つけた人にインタビューを取っていたとき、多くの相手から感じたメンタル面での共通のファクターであった。
この意気込みは移住してからのことに大きく関わってくる気がする。

IELTSのスコアーを上げるために学校へ通う場合、中にはIELTSのテストを作っている人が教えている、という学校もあるので、そこはそこで狙い目でもある。
作っている人だけに、当然、過去の問題ほとんどに目を通しているはずである。じゃないと重複した問題を作ってしまうから。傾向と対策、なんていうのはある意味ドンピシャである。

と、いうわけで、

ニュージーランド移住の第一歩は

「レンタルDVDで『ドラゴン桜』を借りるところから始まる」、と思う。




本日も読んでいただきまして、ありがとうございます。

ニュージーランドへのロングスティ準備に

 突然ではあるが、

『新 年金を活かす! 海外ロングステイ30都市徹底ガイド』

『年金を活かす! 海外ロングステイ30都市徹底ガイド』の改訂版として4月27日に出版。自分がオークランドの部分を担当した。

 
 編者の言葉を借りるならば、
「最近の傾向として、リタイアした人ばかりでなく、30代、40代の現役世代もロングステイを愉しんでいます。あちこち巡るパック旅行ではなく、一ヶ所に滞在して、『暮らすように愉しむ』パターンです」ということである。

 これは新しいタイプの旅行ガイドブックになっているのかもしれない。
「次の休暇、どこに行こうか?」となったときに、これまでのような観光型のガイドブックではなく、滞在型の本を求める人が多くなっているということである。


 ニュージーランドでもグルメ雑誌の『Cuisine』というところが毎年『Cuisine wine country』というムックを出している。基本的にはワイナリーガイドである。
 しかし各地域周辺のエンターテイメント情報、宿泊情報などにも充分なスペースを使っている。
 この国の休みの過ごし方の一つとして「ワイナリー巡り」がある。長期の休暇ともなれば遠方へと足を伸ばす人も少なくない。そういったニーズに対応した一冊である。
 こういったローカル視点の本もまた、面白いガイドブックになるであろう。実際、自分もこの『Cuisine wine country』はかなりの頻度で本棚から引っ張りだしている。


 では、すこしだけ、オススメの滞在型のガイドブックや現地のガイドブックを紹介。
『新 年金を活かす! 海外ロングステイ30都市徹底ガイド』(JTB)
『オーストラリア ニュージーランド移住計画』(学研)
『Cuisine wine country』
『Hot Springs of New Zealand』(REED)ニュージーランドの温泉ガイド。

 移住、ワイン、温泉とかなり自分の興味に偏っているが、オススメの4冊である。
 
 もちろん、このブログには、書籍に載せられなかったこと(原稿には文字数の制限と言うものがある)や、実際に行ってみて変わっていたところ(特に温泉ガイドは初版が01年)を随時更新していくつもり、ではあるが、、、






本日も、お読みいただきまして、ありがとうございます。


kauri media production
ニュージーランド・オセアニアでのテレビ・雑誌の撮影や取材、PVの撮影のコ―ディネイトとライター業務をしています。

kauri-media-production

Author:kauri-media-production
ニュージーランド在住17年。撮影・取材コーディネイト。ライター。
報道、自然ドキュメンタリー、動物ドキュメンタリー、人間ドキュメンタリー、環境ドキュメンタリー、人探しドキュメンタリーから、旅番組、検証番組まであらゆるプログラムをコーディネイトしています。
取材や執筆では公官庁からファッションデザイナーまで様々なジャンルの人にインタビュー。
動画やスチール撮影では車からファッションまで、ロケハンからポスプロまでを行っています。

撮影や取材を通してニュージーランドや南太平洋諸島各地(フィジー、ソロモン諸島、クック諸島、バヌアツ、ツバル、キリバス、トンガ、サモア、トケラウ(NZ領)、ナウル、パプアニューギニア、パラオ、タヒチ(フレンチポリネシア)、ニウエ、マーシャル諸島、ミクロネシア等々)を周る中で自然の大きさや神秘さ、スピリチュアルなことに触れ自分自身もその魅力に引き込まれる。
撮影ロケーションと共にパワースポットも探すようになる。(おそらくNZの中では誰よりもパワスポを意識してロケーションスカウトしている)
そんなわけで、
ニュージーランド・フラワーエッセンス・プラクティショナー
レイキ・プラクティショナー
占星術アロマセラピストの資格も保持。
と、同時にニュージーランド不動産販売免許保持(取材で必要だったため資格をゲット)
お問い合わせのメールは
kauri@live.jp
または
nzmedia@live.jp
へ、お願いします。

お問い合わせはこちらのメールフォームでどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
月別アーカイブ
kauri media production

FC2Blog Ranking